閑谷(しずたに)学校

motoyuki2006-06-22

6月18日四国でのクラス会の帰途、岡山県備前閑谷学校を見学する。こんな山奥にこうした施設がよくも建設されたと感心する。車社会でこそ手軽に訪れることができるのか。 もらったパンフには次の説明がある。

備前藩主池田光政が庶民教育を目的に開いた学校で、藩営としては日本最古の庶民学校である。閑静な山紫水明のこの地に光政が家臣の津田永忠に命じて建設させたもので、現在の姿が整ったのは元禄14年(1701)のことである。
備前焼の瓦が美しい国宝の講堂をはじめ、敷地内の建築物のほとんどが重要文化財である。創立以来、儒教精神に基づく教育がなされ、他藩からの入学者、学者、文人の来遊も相次いだ。明治になってからは、旧制中学、新制高校と変遷し、現在は県青少年教育センターがあり、三百有余年の間、優秀な人材を送り続けている。
晩秋の澄みわたった空気のなかで、目を奪われそうになる紅葉の美しさ。格別の色合いを見せる一対の楷の木は中国曲阜の孔子林の実をとって育て、この地に移植されたと伝えられている。紅葉は11月中旬が見頃です


画像:閑谷(しずたに)学校の講堂(国宝)